2025_OCT_vol_9
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ーVATECHのCT 『GreenX12』を導入された理由を教えてください。中西◆私は、診療の効率と患者説明の質を高めるために「自動気道描画機能」と「オートパノラマ機能」の両方が搭載されたCT機器を探していました。しかし、なかなか両方の機能を備えた機種が見つからず悩んでこの機種は最強だ、と直感。も搭載されており、根管治療の対応も可能です。まさに至れり尽くせりの機種だと感じています。ー診療で使用された機能の感想はいかがですか。中西◆「自動気道描画機能」は、小児矯正のコンサルテーションに積極的に取り入れています。扁桃腺が腫れているお子さんも多く、病側性に口蓋扁桃が腫れている場合、その影響が気道体積として視覚的に確認できる点『GreenX12』を提案され、「これいたところ、Ciメディカルの営業の方から「先生、いいものがありますよ!」と連絡をいただきました。両方の機能が揃っているは最強だ」と直感し、ほぼ即決で導入を決めました。実際に使用してみると、CT画像を撮影した後にワンクリックでパノラマ画像に変換でき、さらに2クリックで自動的に気道描画もできるため、患者さんへの説明が非常にスムーズになりました。セファロ画像もわずか1・9秒で撮影でき、レントゲン画像は非常に鮮明です。さらに「エンドモード」が非常に有用です。成人の患者さんにおいても、全体の表面積と、最も狭いエリアの情報が一緒に表示され、気道の狭窄状態を確認できます。表面積が100ミリ平方メートルを下回ると赤く表示されるため、一目で状態が分かるのも大きなメリットです。実際に、表面積が100ミリ平方メートル前後の方には「いびきをよくかく」といった自覚があることもあり、数値だけでなくご自身の気道画像として見せることで、患者さんにも分かりやすく、説得力があると感じていただける場面が多いです。「エンドモード」に搭載されている根管描画機能も、診療において非常に役立っています。手動で描画する必要はありますが、根管の構造を視覚的に示すことで、患者さんへの説明がより丁寧にでき、納得して治療を受けていただけます。この描画機能に対して分かりやすいと好評をいただいています。さらに、VATECHの新製品説明では、今後のアップデートによりAIによる自動描画が可能になる予定と伺いMyCT画像を撮影後、パノラマ画像の変換と気道描画が、わずか数クリックで可能。 PRODUCTS REVIEW  1805

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