2025_OCT_vol_9
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llliiiPRODUCTS REVIEW        usProとus『GreenXPかし『GreenXPus』では疑似的セファロを左右別々で抽出できるため、左右差を正確に分析でき、中間点を取る必要がありません。最近注目しているのは、CT画像による三次元分析技術です。まだ日本国内ではあまり普及していませんが、AIにより、CT画像から自動で計測点をプロットするソフトが登場しています。矯正医として、VATECH社のソフトウェアに、この三次元分析機能が搭載されることを期待しています。ーCTの導入を検討されている先生方に一言お願いします。今井◆今回の企業研修を通じて、VATECH社は優秀なメーカーであり、今後も発展が期待できる企業であるこニングを変える必要がありましたが、』は一度の撮影で矯正診断に必要な全てのレントゲン資料が揃うため、スタッフの負担が大幅に軽減されました。人材確保が困難とされる歯科医療の現場で、撮影時間が短く、操作が簡単で誰でも使いこなせるソフトが既にバンドルされているというのは、非常に大きなメリットです。全く別のメーカーのレントゲン機器からの切り替えですが、私もスタッフもすぐに使いこなせるようになりました。また、当院では、レントゲンに係るPCはサーバーPC一台のみ、あとは、Macています。ユニットのモニターには、よってレントゲン画像を映し出しています。これにより、PC関連のトラブルやメンテナンスが軽減され、とても快適に管理できています。ー矯正治療におけるCTの活用方法を教えてください。今井◆CTの導入によって、矯正治療の診断精度が格段に向上しました。特に、埋伏歯の確認や歯の萌出方向の予測は、治療計画を立てる上で非常に重要な情報となります。パノラマ画像だけでは判別しにくい顎関節の異常についても、CT画像であれば正確に読み取れます。また、現状の2D画像によるセファロ分析では、左右どちらで計測をするのか、また頭部のバランスが左右非対称だった場合は両側の計測を求められる読影が困難なケースがあります。しとを確信しました。また、『GreenXPにとって現在日本国内で購入できるCTの中で、最もバランスが良く、優れた一台だと、導入してからの診療で実感しています。たとえセファロ機能がなくても、矯正専門のクリニックにおいても十分にセファロ分析が可能です。また、セファロ撮影機が付いていない分、レントゲン室を広く使えるというメリットもあるので、CTの設置スペースに課題を感じている先生にもおすすめの機種です。』は、矯正医Pad4台で構築しPadからミラーリングさせることに15Profile東京歯科大学歯学部をご卒業後 、同大学院歯科矯正学専攻にて歯学博士を取得 。同大学附属病院での臨床経験に加え 、University of Illinois(USA )の矯正学教室にも在籍し 、国際的な視野と最新の知識を習得 。現在は 、日本矯正歯科学会認定医として 、『 今井矯正歯科クリニック 』の院長を務める。GreenX Plusの詳細はこちら

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