2024_MAY_vol_6
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再製となった場合でも、データを重ね合わせることで原因を的確に考察することができる。術前データを元の位置に合成して、デザインできることも、IOSの強み。定していると思います。データをクラウド上で確認できる点も使いやすいと思います。植田◆形状がコンパクトでスタイリッシュになり、軽量化されて持ちやすくなりました。機能面では、スキャン範『Aoralscan2』に比べ、よりエッジが囲が拡大されたことを実感しますし(以前は写ることのなかった指まで撮れてしまう)、スキャン深度が全く違うように感じます。また、カラーデータの再現性もかなり実物に近いと思います。『Aoralscan』はスキャンしたデータのメッシュが細かすぎず粗すぎないので、デザインがしやすいと思います。また、『Aoralscan3利いていて、精度の高さを感じます。植田◆分割模型とWスキャンの作業では、ラボスキャナーを使用しています。分割』のデータは、模型はデータが細かく分かれ、切れ目もあり、トリミングされているケースが多いので、ラボスキャナーで撮っています(隣接がトリミングされてしまっていると、マージンラインより下がアンダーカットとなり撮れないこともあるため)。Wスキャンは、IOSでできないこともないですが、ステップが煩雑になってしまうため、ラボスキャナーを活用しています。それ以外はIOSでスキャンしています。理由は、スピードの違いです。同じ模型を撮るのに、IOSの方はラボスキャナーの1-3もしくは、1-5くらいのスピードで撮ることができます。植田◆石膏模型上での技工作業は術者によってバラつきが生じますが、 IOSではその精度にバラつきがなく、印象の変形が少ないです。再製になってしまったケースにおいても、模型では1回目と2回目のデータを重ねると全然違うことが多いのですが、IOSのデータはほとんど同じです。IOSデータで再製となった場合でも、データを重ーlーー『Aora変わった点はありますか?scan2』と比較して、分けはどのようにされていますか?IOSとラボスキャナーの使いIOSデータで製作するメリットは、どのようなことがありますか?2005#

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