た。費用をかければもっと良いものはあると思いますが、スキャンスピード、使い易さ、精度、そして価格の面でも、自分の目的を達成するのに十分でした。口腔内スキャナをどのように活用していますか?またそのメリットは?竹村◆まだ導入して間もないため活用範囲は限定的ですが、主にインプラントの印象採得に活用しています。インプラントの印象採得におけるストレスは、術者のみならず患者さんの負担も大きいです。術者側は、シリコン印象がアンダーカットまで入り込む問題、動揺歯の心配、再印象のリスク、個人トレーの作成、作業にかかる時間と費用など多岐に渡り、患者さん側も印象材の不快感、大きな開口の必要性、採得にかかる時間などがあげられます。口腔内スキャナは、それらのストレスから完全に開放してくれます。印象採得以外にも患者さんの口腔内を撮影し患者説明にも活用しています。患者さんは、3次元で自分の口腔内を見られるため、ブラッシング指導も分かり易く説明ができます。本当に導入して良かったと実感しています。edit Linkというクラウド型アプ ー ー口腔内スキャナの費用対効果はどうでしょうか?竹村◆口腔内スキャナの費用対効果は2軸で表現できます。一つは、時間とスタッフの労力です。具体的には、アナログ印象にかかる時間を削減できること、準備段階から考えると大幅な時間の削減になりスタッフの労力も無くなります。スタッフの時給と印象採得に関わる一連業務の時間を計算すれば明確です。二つ目はランニングコストです。印象材などの消耗材、個人トレーの作成費用、石膏模型を保管するスペース、石膏模型の送料など大幅に削減することができます。また技工所との連携も簡単です。i500付属のMリで行います。技工所側はこのアプリを無料ダウンロードし、お互いのアカウン口腔内スキャナへの投資は、確実にそれ以上の利益につながる。14スキャンした過程を再生する機能が搭載。実際にスキャンした過程をそのまま再生でき、自身のスキャン方法や習慣を確認して改善に役立てることができます。ビデオ撮影方式を採用したi500は、毎秒30フレームで撮影します。スムーズなスキャン体験だけでなく、高い色の再現性も備えています。スキャン再生 スムーズなスキャンスピード
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