CiプロダクツレビューAugust No.1
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匹敵する高価格帯で販売されていますので、この価格で購入できるのは日本だけです。私が日本で初めてフレキシオンを導入し2年が経過しました。毎日7時間使用していますので、一般的頻度で使用した先生の10年分近くフレキシオンを使用していることになります。それでもマイクロスコープの質、操作性共に全く変わらない、耐久性も問題ないです。2台所有しているので3台目の追加導入を計画しています。 他、器械系だとCiのCT、口腔内スキャナなど導入しています。正直、マイクロスコープ以外はCiでは全く検討していませんでした。本当に使い物になるかという疑問しかありませんでしたが、説明を聞いてイメージが変わりました。CTは、世界的レントゲンのトップメーカーVatech社製。私はエンドから矯正まで幅広く診断しますので、特に画質と撮影範囲の広さ、低被ばくを重視します。それを踏まえると他メーカーの最上位機種一択でしたが、Vatech社のGreen18という機種と出会いその考えは変わりました。Green18の撮影範囲は、径18㎝×高さ10㎝と広く気道から顎関節の分析までできます。不正咬合改善による呼吸改善から健康面にもメリットが大きいMRCを行いますのでCTの気道分析機能は非常に重宝します。CT撮影は、独自の検出器と画像再構成技術で非常に低被ばく、小児矯正を行うにも安心です。CTの画質は、導入前に何度か実画像をもらいかなり吟味しました。他の最高機種と比較しても非常に鮮明でエンド領域で力を発揮しています。マイクロエンドの症例が多いためデンタル画像を撮る頻度が非常に多かったのですが、Green18のオートフォーカスされたパノラマ画像が非常に鮮明で、明らかにデンタル撮影の頻度が減りました。パノラマ画像上で診断ができてしまいます。 口腔内スキャナも同じくケアストリーム社という元Kodak社が前身の世界的企業の機種をCiが扱っていると知りませんでした。説明を受け実際にスキャンスピード、精度、ソフトの使い易さを確認し、すぐに導入を決めました。オープントレーで行っていたインプラントの印象を口腔内スキャナで行えることは非常に大きいです。今後も色々な症例に適用していきます。ー歯科経営に関する直近の目標はありますか?宮島◆「労働時間を短く、給与は平均より高く、マイクロスコープを学ぶ最高の設備」と夢を大きく打ち立てたのですが、実際年間で17日分も他院より収益が無い計算になります。それを夢物語で終わらせず、医院を数カ月で収益が上がる軌道に乗せることが直近の目標です。ーこれから開業される先生方へ一言。宮島◆自分の好きな歌手の歌に「人生なんてあの太陽の瞬き」という言葉があります。人生100年としても太陽からすれば瞬き程度、迷っていたらす6 PRODUCTS REVIEW

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