CiプロダクツレビューAugust No.1
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ーどんな医院づくりを目指していますか?長坂◆歯学部に入学する前は、漠然と歯科医師は歯科診療全般何でもやるイメージでした。実際、歯学部に入学すると各専門分野に分かれていて、各分野の奥が深い。診療分野全般で秀でるには相当な年数がかかると思いました。そこで私は考え方を変え、ある分野に特化することで、同期や経験を積んだ先輩方よりある分野では秀でることができると考え、関心が高く、今後の需要も見込める矯正分野に特化することに決めた訳です。しかしながら開業を考えると矯正1本では治療全般が網羅できないため、同じ考えを持つ専門性の高い卒業して10年程度の歯科医師を集め、医院経営をすれば良いと考えました。そうすることで、それぞれの歯科医師が各専門知識を活かし、最良の治療を患者様に提供できます。それで開業時に非常勤含め7名の勤務医体制で開業をしました。珍しいですよね、親が歯科医師ではないため、学生時代から他の学生と考え方が違っていたと思います。ー開業の際、一番苦労されたことは何ですか?長坂◆一番苦労したのは、開業にかかる設備投資の妥当性を見極めることです。特に歯科器械の価格が不透明過ぎる。しかも、大半の先生は、導入する器械、価格までディーラーに任せています。私は、経営する上で投資するコストは最重要だと認識しています。自分が納得するまで徹底的に交渉し、必要であれば開業した先輩から情報を頂き、積極的に相見積を取り価格の妥当性を追求しました。価格だけでなく本当に必要な設備投資かどうかも含めてです。その結果、ディーラーから頂いた一番初めの総額と交渉後の総額に大きな差があることに愕然としました。交渉するたびに価格が変わる訳ですから、この一連のプロセスが一番苦労しました。ー分院を開業する際にCiのCTを導入した理由を教えてください。長坂◆当医院は各分野の専門家が所属しているため、CTによる診査診断が非常に重要です。Ciが取り扱うVatech社のCTは、価格が明確でコストパフォーマンスに優れていました。各専門分野の診査診断に耐えるCT画像の良さ。パノラマ画像も非常に鮮明です。何よりセファロがスキャン方式でありながらわず専門診療を活かした歯科医2021年4月 金山ファイン歯科・矯正歯科 開業スペシャルインタビューSTORIEStheCi Dentist Interview13PRODUCTS REVIEW

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