CiプロダクツレビューAugust No.1
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私を含めスタッフが働く場であり、皆が作り上げていくものであると考えています。そのためには、スタッフとドクターの関係は常に対等であり、お互いの意見を尊重することが重要です。 採用の際も、あくまでスタッフの目線で、お互いを尊重し合えるか、その方の希望に医院を適応できるか、などの観点で面接に臨みました。また、面接時に自分自身の目線のズレを感じた際には求人内容の文言も、随時修正しました。ー開業時の大型器械など設備投資についてお聞かせください。中島◆開業に必要な消耗品から大型器械までトータルで相談ができ、コストメリットも大きいCiにお願いしました。大型器械は、チェアユニット、CT、デンタル、マイクロスコープ、機械室に至るまで全てCiです。ーCiで開業した決め手は何でしょうか?中島◆友人がCiの開業セミナーを受講し、歯科ユニットなど大型器械も充実していると教えてもらいました。初めは疑心暗鬼でしたが、まずレントゲンが世界的メーカーのVatech社と知り驚きました。ベトナム勤務時に同社製品を使用しており、導入に全く抵抗はありませんでした。 また、ベトナム勤務時は、チェアユニットなどの器械を自分でメインテナンスしなければならないことが多く、内部構造ができるだけシンプルな方が故障も少なく、また修理も容易であることを、身をもって実感していました。 それゆえに、チェアユニットなどの大型器械は高機能よりもベーシックでシンプルな設備を探していました。その点で、Ciはシンプルで私の意向に見合っており、価格も適正と感じました。とはいえ、気になるのは保守ですが、チェアユニットは国産であり、またメインテナンス体制は整っていることを確認し導入を決断しました。ただし、今後、大型器械の販路が全国区になり、保守範囲と台数が拡大した際に、どのような体制で保守クオリティを保っていかれるのか、Ciの対応に注目しています。ー実際にCiの大型器械を導入してどうですか?中島◆歯科用CT(Vatech社製)は、撮影範囲が径12㎝×高さ9㎝と両顎の水平埋伏智歯、気道から上顎洞まで1回で撮影ができます。CT画像の画質も良く、埋伏智歯、インプラントシミュレーションはもちろん、狭窄根管や垂直性骨欠損の判別にも十分有用です。また、セファログラムも頻繁に撮影しますが、同一機材で撮影できるため、設定やソフトウェアもシンプルで操作性が良く効率的です。10 PRODUCTS REVIEW

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